計画とは、あくまでも計画。変数を予測して係数を掛ける。
勉強計画を立てるときに気をつけていること、
- 全ては逆算
- 数でカウント
- プランBを作れる余裕を持つ
【全ては逆算】
言わずもがな、試験日、締切日から逆算して遡って計画を立てる。試験直前期には何をやっていたいのか、この日までに演習を終えるためには何時間、何日かかるから、この日から始める必要がある・・・など。自分が実際に未来のその日にどういう状態になっていたいか、の視点を大事にすると現実味は一層高まり、具体性も高まる。
試験日まであと何日あるのか、実際に割ける日数はどれくらい、1日の稼動可能時間はどれくらいあるのか、日数、時間数は最初に把握しておくべきである。もちろん、先に述べるプランBを立てる際でも、その時点からの日数を再カウントすべきである。
【数でカウント】
その次に大切なのが、使用する教材を全てリストアップする。そしてそれらの問題数なり、ページ数、コマ数、章数なども含めて書き出しておく。
計画してそれを管理していく上で必要なのは、有限のある対象を数で見える形にしておくことで、現在必要な分量、さらに残りの分量を正確に把握することができる。
教材の章数、ページ数、問題数は決まっており、それを稼働可能な日数や時間で割る。その時に大抵はその量に面食らってしまうことが多い。1日、1週間、1ヶ月で果たしてこの量を終えることができるのか、その都度使用教材の見直しや優先順位付けを行う必要はあるだろう。
【プランBを作れる余裕を持つ】
次に、長中期的な計画を立てる上で、いつでもプランをやり戻せるような余裕を持たせること。
個人的には、よく言われる予備日を作る程度では計画の完全遂行は至難の業であると思う。1週間の計画の調整を1日の予備日だけで完遂することは、よっぽど真面目で自分の意志が強い人じゃないと無理なんじゃないかと思っている。だからこそ、最初から大雑把に大まかに計画ゆるゆるで立てておくことが、いつでもやり直しのきくやり方なのではないかと思う。
なぜなら、私たちの目標は計画完遂ではなく、目標達成なのですから。
そこで最も大事なのが、やることの優先順位をつけること、重要度の低いものはバッサバッサと切っておくこと。最低限必要なことが、どう考えたって最も優先順位の高い大事なことなので。
確かに、その優先順位の見極め方が恐らく最も難しいことでもある。だからこそ、そこは先人である講師、予備校などの力を拝借すべき点なのだと思う。そこにはお金は使うべきだとも思う。時間や情報をお金で手に入るのならば、そこに出し惜しみしていてはかなりの遠回りになってしまうだろう。
あとは、とにかく走り出してみることが大切。最初に立てた大雑把な計画を実行してみて、自分には可能な分量であったのか、これでは終わらないと気づくことになったのか、などのフィードバックは必ず行い、そして再度計画を微調整していくことが、長く険しい道を着実に進んでいくためには必要な作業であると思う。
さあ、私も4月に立てた計画をもう一度見直し、やらねばならない量を前にして戦く心を冷静に諭しつつ机へ向かおう。
私が実際に勉強法を勉強する上で読んだ本の一部。